花火の製造工程
[製造工程]
- 配合
花火作りはまず火薬の調合から始まります。配合比通りに薬品を計量し、丹念に混ぜ合わせて粉末の火薬を作ります。赤や緑など、花火の色は配合する薬品の種類と割合によって決まってきます。 - 星掛け
次に最も重要な「星」を作ります。配合工程で出来た火薬に水を加えて練り枠に入れて切断した「切星」を、回転釜などを利用し、水分を与えながらさらに火薬をまぶして太らせ、天日で乾燥させる作業を何回も繰り返し「星」を完成させます。 - 仕込み
各部品が出来たら、次は仕込み作業を行います。まず半分ずつ、玉皮に沿って星を隙間なく均一に並べ、紙に包んだ割火薬を中心部に入れます。次に二つを合体させて一発の花火玉にします。 - 玉貼り
最後に仕上作業に入ります。組立工程で出来た花火玉の表面にクラフト紙を糊で貼り、乾燥させる作業を何回も繰り返します。紙を貼る回数は玉の大きさや種類によって異なりますが、15cm玉で約20枚を貼り、花火玉は完成となります。